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さびしさが響き合う

2021年11月 限りなく皆既に近い部分月食
2021年11月 限りなく皆既に近い部分月食

今年は実家に行く回数がぐんと減りました。コロナのために県をまたぐ移動を控えたこともありますが、ここ数か月、私のハートの中で微妙な感情がくすぶっていたからかもしれません。

 

子供の頃のさびしさや未来へのかすかな不安が、かくれんぼの鬼の様子を伺うかのように見え隠れする日々。夜はなかなか寝付けませんでした。

 

この不安定なものは何だろうと不思議に思っていました。

 

そんな折に、母を老健(介護老人保健施設)に入れたと兄から知らせがきました。母は「最後までひとりで頑張る」と抵抗を続けてきましたが、ベッド横で倒れてヘルパーさんと隣人に救出されたことで、とうとう観念したようです。

 

1階の受付で3階の母とリモート面会することしか許されず、しかも制限時間はたったの5分。これではコロナが収束するまで、いやもしかして最後まで直接会うことが叶わないかも…。

 

なんだか悲しいと訴えると、「面会に行く前に施設のスタッフに遠隔をしたら?」とレイキ友達が言ってくれました。

 

「な~るほど、そのテがあったか」…って、もっと早く気づけよ、マスター!

 

スタッフと、母と、ついでに自分にも「愛に溢れますように」とレイキを送りました。

  

「家に帰りたい」と母が暴れたらどうしようと思いつつ、いざ面会へ。

 

母の顔を見るうちに、なぜか急に涙が流れてきました。

 

すると、「泣かないで、しっかりて」と私を慰める母。

 

その優しい言葉を聞いた途端、私のハートの隙間に何かがピタッと収まったのでした。まるでパズルの最後のピースを埋めるかのように。

 

長い間のモヤモヤがすーっと引いていきました。

 

私はこれがほしかったんだ。

 

もうこれで十分受け取った。

 

体は涙を流しているのに、魂はとても満足していました。

 

スタッフには、母に直接会えなくて泣いている…と勘違いされたと思うけど(笑)

  

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その夜、実家の整理をしていると、睡眠導入剤を飲んだ時間と就寝時間を(なぜか「ベッドイン」というカタカナで)書いたメモが見つかりした。

 

「今日は暖かかった。

誰も来訪者がなく静かな一日であった。

X時に (薬の名前) 1錠。X時ベッドイン。X時寝た」

 

「今日は雨だった。

誰も来訪者がなく静かな一日であった。

X時に (薬の名前) 1錠。X時ベッドイン。X時寝た」

 

と、同じ内容が何日も何日も続いています。

 

お母さん、さびしかったんだね。

 

今までかすかに感じていたさびしさを更にしっかり味わい、面会時よりも大量の涙で流し切りました。

 

おかげさまで翌朝はとても元気に目覚めました。

 

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同じ波動は響き合います。

 

母が私に向かって意図的に感情を飛ばしたわけではないでしょうが、ふたりの奥にある同じバイブレーションが共鳴していたのだと思います。

 

ヒーリングをすると、相手と自分の同種のエネルギーが共鳴することがあります。その時こそ手放すチャンス。レイキに全てを任せれば、両者にとって不要なものは自然と流れ出て行きます。

 

直接でも遠隔でも誰かにレイキを送ると、思わぬ気づきと癒しがちゃんと用意されています。

 

 

そして

 

会ったことがなくても、これから一生会わない相手でも、同じ感情は共鳴するそうですよ。これは要注意!

 

愛がほしいなら、楽しい人生を送りたいなら、日頃から自分の心に愛と喜びをキープしておきましょうね。

 

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2012年5月 金環日食
2012年5月 金環日食

1枚目の写真は翌日の月食

 

2枚目は、9年前に母が腸炎で入院した時の日食による木漏れ日です。

 

これは単なる偶然かっ?それとも、前回は太陽を、今度は月を欠けさせたのはあなたですかっ!?

 

わが母ながら凄すぎる…。

 

いくら凄くても毎晩睡眠導入剤を飲んだら、アカンで~

 

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